歯のクイズ(待合室用)
歯のクイズ(待合室用)
えっ!ラーメンは全国トップクラスなのに、むし歯までトップクラスなの!?」
…と思われた方もいるかもしれませんが、これはあまり自慢できません(笑)。
令和6年度の学校保健統計では、12歳児の永久歯の平均むし歯本数(DMFT指数)は、
と、福岡県のほうが多い結果でした。
さらに、5~17歳の多くの年齢でも、むし歯のある子どもの割合は全国平均を上回っています。
その理由の一つが、幼稚園や保育園、小学校で行う「集団フッ化物洗口」の普及が遅れてきたことです。
一方、福岡県の久山町では1984年から40年以上にわたり、幼稚園や小学校で週1回のフッ化物洗口を続けています。その結果、2023年度の12歳児の平均むし歯本数はわずか0.3本!
つまり、
「同じ福岡県でも、取り組み次第でここまで変わる!」
ということを証明してくれています。
フッ化物洗口は、4~5歳ごろから中学生まで続けることで、大人になってからもむし歯になりにくいことが分かっています。
しかも、この方法は家庭環境や経済状況に左右されにくいため、すべての子どもたちに平等なむし歯予防を届けられるという大きなメリットがあります。
「子どものころの週1回・30秒が、一生の歯を守る。」
集団フッ化物洗口は、未来の笑顔を守るための、小さくても大きな習慣なのです。
歯を削って銀歯を入れた後、
「アイスがしみる!」
「冷たいお茶がキーン!」
「息を吸っただけでピリッ!」
こんな経験をされる方は意外とたくさんいます。
「先生、神経が怒ってるんですか?」
はい、ちょっとだけご機嫌ナナメになっています(笑)。
歯を削ると、神経(歯髄)は「おっと、何か事件が起きたぞ!」と敏感になります。そのため、
といった症状が出ることがあります。
でも、ここからが歯のすごいところです。
実は歯には”セルフガード機能”が備わっています。
神経は黙って痛がっているだけではありません。
「このままじゃマズい!」
と思うと、自分で「第3象牙質(修復象牙質・反応性象牙質)」という新しい壁をコツコツ作り始めるのです。
まるで台風が来る前に家の窓へ板を打ち付ける大工さんのように、神経の前へ防護壁を作って外からの刺激をブロックしてくれます。
この天然のバリアが完成してくると、冷たい刺激もだんだん伝わりにくくなり、
「そういえば最近しみなくなったなぁ。」
という方が多いのです。
完成までには少し時間がかかります。
一般的には2~4週間ほど、ゆっくりタイプの歯では1~3か月くらいかけて落ち着くこともあります。
もし、
こんな症状がある場合は、「もう少し様子を見よう」ではなく、一度歯科医院でチェックしてもらいましょう。
原因としては、
などが考えられます。
歯が一生懸命、第3象牙質という”防護壁”を作っている間は、少し応援してあげましょう。
歯は、ただ削られて終わるだけの”受け身”の臓器ではありません。
「神経を守れ!」
という指令が出ると、第3象牙質という天然の防護壁を自分で作る、なかなか頼もしい力を持っています。
ですから、多くの場合は時間が味方になってくれます。
ただし、
「ズキズキ痛む」「温かいものでも痛い」「日に日に悪くなる」
という場合は、防護壁だけでは間に合わないサインです。
そんな時は無理に我慢せず、早めに歯科医院へ。
歯も先生(私)も、あなたの神経を守るためにスタンバイしています!
学校の身体測定のように、ある日突然「はい、全国民並んでくださ~い!」という制度ではありません。
「国民皆歯科健診」とは、子どもからおじいちゃん・おばあちゃんまで、一生を通じて定期的に歯科健診を受けられる仕組みを作ろう!という国の大きなプロジェクトです。
2022年に国の方針として打ち出され、現在も「どうやって実現しようかな?」と制度づくりが進められています。
歯科健診では、こんなことをチェックします。
つまり…
「痛くなってから歯医者へ」ではなく、「痛くなる前に歯医者へ!」
これが最大の目的です。
昔は、
「歯は歯、体は体。」
と思われていました。
ところが最近では、
「歯ぐきが悪いと、体まで困る!」
ということが次々と分かってきました。
歯周病は、
などとも深い関係があることが分かっています。
つまり、お口は”体の入り口”。
入口が荒れると、お家(体)の中まで大騒ぎになってしまうのです。
さらに、
「いつまでもおいしく食べたい!」
「元気に長生きしたい!」
「医療費もなるべく節約したい!」
そんな願いも、この制度には込められています。
で、いつ始まるの?
ここが一番よく聞かれる質問です。
実は…
まだ全国一斉スタートの日は決まっていません!
「えっ、ニュースで始まるって言ってたじゃない?」
と思われる方も多いのですが、現在は国が制度を検討している途中です。
少しずつ企業などで歯周病チェックの取り組みが始まり、「さあ、本番に向けて準備運動中!」というイメージです。
実は、歯科健診はもう始まっています!
「まだ始まっていない」と言いましたが…
実は皆さん、すでに何度も受けています(笑)。
福岡市でも対象年齢の方には歯科健診や歯周病検査が実施されています。
国民皆歯科健診とは、
「歯医者さんは、痛くなってから行く場所」ではなく、「痛くならないために行く場所」へ。
そんな時代を目指す国の取り組みです。
「歯は一本くらいなくても大丈夫。」
そう思っていた時代から、
「歯は健康寿命を守る大切なパートナー!」
そんな時代へ変わろうとしています。
あなたのお口も、定期健診で未来への”健康貯金”を始めませんか?
車は車検を受けるのに、
歯は「痛くなるまで点検なし」。
……これでは、歯が少しかわいそうですね(笑)。
歯には交換部品も純正パーツもありません。
一生使えるのは、今あるあなた自身の歯だけです。
だからこそ、「まだ大丈夫!」ではなく、
「何もない今こそ健診へ!」
未来のあなたが、
「あの時、健診に行っておいてよかった!」
と思えるように。
しのざき歯科医院は、皆さまのお口の”ホームドクター”として、健康づくりを応援しています。
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