歯周病の原因は約60種類の歯周病関連菌と、カンジダというカビ(真菌)なのです。歯周病関連菌60種類の中の3種の菌が重度歯周病を起こすと同時に、歯原性菌血症と言って、全身のいたるところで悪影響を与えるとても恐ろしい悪玉菌なのです。位相差顕微鏡で歯垢をのぞいてみましょう。

位相差顕微鏡での観察
位相差顕微鏡での観察
歯周病の原因は約60種類の歯周病関連菌と、カンジダというカビ(真菌)なのです。歯周病関連菌60種類の中の3種の菌が重度歯周病を起こすと同時に、歯原性菌血症と言って、全身のいたるところで悪影響を与えるとても恐ろしい悪玉菌なのです。位相差顕微鏡で歯垢をのぞいてみましょう。
位相差顕微鏡を覗いてみると驚くほどいろんな微生物を観察することができます。(約700種類の微生物がいると言われています)
当歯科医院では倍率4000倍の位相差顕微鏡で重度の歯周病を起こす悪玉3菌(T.d.菌、P.g.菌、T.f.菌、これらをRedComplexと呼ぶ)と、カンジダというカビ菌に狙いを定めて観察しています。
しかし、位相差顕微鏡で観察できるのはクネクネと動いてるT.d.菌(上図)と棒状のカンディダ菌だけです。では観察できないP.g.菌やTf.菌はというと、必ずと言っていいほどT.d.菌の周りに付着(栄養学的共生)するという習性があり、Td.菌が観察されることでこれらの2菌種の悪玉菌の存在を容易に推測することができるのです。これら悪玉菌が観察されると要注意です。
位相差顕微鏡観察でPG.菌、Tf.菌の存在が疑われた時には、PCR検査をすれば正確な細菌数が測定でき、あなたの歯周病の重症度を知ることができます。気になる時は、PCR検査するのもよいでしょう!
お口の中に、これらの3菌やカンジダ菌が存在したら大変です!歯周病菌は唾液感染します。家庭内感染にも注意しましょう!
2菌検査 | 15,000円+税 |
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3菌検査 | 20,000円+税 |
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