コーヒー、紅茶、ワイン、カレーなどの色の濃い飲食物や、タバコなどを長い間摂取し続けると、歯の表面のエナメル質から内部に色素が沈着し、いくら歯の表面を丁寧に磨いても染み込んで落ちなくなってしまいます。そこでこれら沈着した色素を、歯科医師の指示のもとで製作されたマウスピースの中に専用漂白ジェルを注入し、自宅での睡眠時間などを利用し1日3時間を2週間連続して漂白操作を行うことで漂白効果が表れ、エナメル質表面が自然な透明感あるもとの白い歯に戻っていきます。これがホームホワイトニング(歯の漂白)なのです。
*ホワイトニング効果には個人差があります。すぐに効果がある方やゆっくり効果がある方、その中間の方、変化がない方と様々です。
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ホームホワイトニングの手順は、歯科医院にて製作したマウスピースの中に、ホワイトニングジェルを注入し、それを毎日約3時間ほど歯に装着しておきます。それを2週間毎日繰り返します。
通常は、昼間に約3時間ほど行うのですが、忙しさで中々できないのが現状です。 そのためにホームホワイトニングを夜寝ている間に行っている方が多いようです。寝ている間は、飲食や会話することもなく、唾液の流出も少ないために最適です。
<手順> 夜間行うとき
1.まず、歯を歯ブラシやフロスできれいに磨きましょう。
2.マウスピーストレーの準備をします。トレーのホワイトニング
ジェルを入れる部分が水などで濡れていたら、ティッシュなど
でふきとり乾燥しておきます。
3.ホワイトニングジェルをシリンジから適量、マウスピースの中
に注入します。
4.マウスピースを歯にぴったりと装着させて下さい。もし、マウ
スピースからスピースからホワイトニングジェルが溢れたら、
歯ブラシやティッシュで拭きとり軽くうがいをして下さい。
5.朝起きたら、マウスピースをはずし、歯やトレーについている
ホワイトニングジェルを歯ブラシや指で除去してきれいに清掃
して下さい。
昼間に行う場合には、約3時間後にトレーを外して下さい。
(注意)熱湯で絶対に洗わないで下さい。変形の原因になります。
6.マウスピースは乾燥させてケースに保管して下さい。
*ホワイトニング効果には個人差があります。すぐに効果がある方
やゆっくり徐々に効果がでる方、その中間の方、またく変化が
ない方と様々です。
通常、毎日連続して2週間毎日行います。ホワイトニングを開始してから4~5日目から効果があらわれてくるのが目に見えて確認することができます。しかし、漂白効果には大きく個人差が見られます。抗生物質の副作用など先天的変色や内因性の変色に対しては大きな漂白効果を期待できませんが、多くの症例で、予想以上の漂白効果が確かめられています。
漂白作用の持続期間(色落ち)は、アメリカでは約3年間持続されると言われていますが、確かに長期間色落ちしておりません。毎月1回のタッチアップ(毎月1回の漂白処置)を行うとより持続し効果的と言われていますが、当医院では予想以上に色落ちしないので、とくにタッチアップは行っておりません。
1.妊娠中や授乳中の女性には行わないで下さい。
2.マウスピース装着中は、飲食、喫煙はしないで下さい。
3.ホワイトニング終了直後の約1時間は、歯面が脱水状態に
あるので、コーヒー、タバコ、紅茶、ワイン、カレーなど
着色するものは飲まないで下さい。
4.ホワイトニングジェルは、冷蔵庫など涼しくて、小さな子
の手の届かないところに保管して下さい。ただし、冷凍は
決して行わないで下さい。
5.マウスピースは、高温で変形しやすいので、清掃時は熱い
湯で洗わないで下さい。
6.歯がしみる時は、毎日続けて行わず、翌日は口腔内装着を
中止して下さい。
7.何か異常がありましたら、直ちに中止し、担当歯科医師
まで連絡下さい。