コーヒー、紅茶、ワイン、カレーなどの色の濃い飲食物や、タバコなどを長い間
摂取し続けると、歯の表面のエナメル質から内部に色素が沈着し、いくら歯の表面
を丁寧に磨いても染み込んで落ちなくなってしまいます。
そこでこれら沈着した色素を、歯科医師の指示のもとで製作されたマウスピース
の中に専用漂白ジェルを注入し、自宅での睡眠時間を利用し、2週間連続して漂白
操作を行います。これがホームホワイトニング(歯の漂白、ブリーチング)です。
< 手 順 >
手順は、夜寝る時に歯科医院にて自分の歯型に合わせて製作したマウスピースの
中に、ホワイトニングジェルを注入、それを歯に装着します。
<ホームホワイトニングの手順>
通常は、ホームホワイトニングは夜寝ている間に行います。
寝ている間は、飲食や会話することもなく、唾液の量も少
ないため、最適です。どうしても就寝中にできない場合は、
昼間に約2時間行って下さい。
1.まずは、歯をきれいに磨きましょう。
2.マウスピースの、ホワイトニングジェルを入れる部分が
濡れていたら、ティッシュなどでふきとり乾燥します。
3.ホワイトニングジェルをシリンジから適量、マウスピース
の中にに注入します。
4.マウスピースを歯に装着して下さい。
5.もし、マウスピースからホワイトニングジェルが溢れたら、
歯ブラシやティッシュで除去し、軽くうがいをして下さい。
6.朝起きたら、マウスピースをはずし、歯やトレーについて
いるホワイトニングジェルを歯ブラシや指でとってきれい
に清掃して下さい。(熱湯は使用しないで下さい。)
7.マウスピースはケースなどに保管して清潔にして下さい。
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< 期 間 >
通常、連続して2週間毎日行います。その後は毎月1回行いますが、開始してから
4~5日目から効果があらわれてくるのが目に見えて確認することができます。
しかし、漂白効果には大きく個人差が見られます。抗生物質の副作用など先天的
かつ内因性の変色に対しては大きな漂白効果を期待できませんが、多くの症例に
で、予想以上の漂白効果は確かめられております。
漂白効果の持続は、平均約3年間持続されると言われていますが、これも大きく
個人差が認められます。毎月約1回のタッチアップ(毎月1回のホワイトニング)
を行うとより持続し効果的です。
< 注意事項 >
1.妊娠中や授乳中の女性には行わないで下さい。
2.マウスピース装着中は、飲食、喫煙はしないで下さい。
3.ホワイトニング終了直後の約1時間は、歯面が脱水状態にあるので、コーヒー、
タバコ、紅茶、ワイン、カレーなど着色するものは飲まないで下さい。
4.ホワイトニングジェルは、冷蔵庫など涼しくて、小さな子の手の届かないところ
に保管して下さい。ただし、冷凍は決して行わないで下さい。
5.マウスピースは、高温で変形しやすいので、清掃時は熱い湯で洗わないで下さい。
6.歯がしみる時は、毎日続けて行わず、翌日は口腔内装着を中止して下さい。
7.何か異常がありましたら、直ちに中止し、担当歯科医師まで連絡下さい。